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StarTrek Enterprise第四シーズンの第二十話、この話も次話との連作ですが原題では分かれているので別に記事を書きます。 いきなり登場した耳の尖った赤ん坊、噂に聞いていたTuckerとT'Polとの子供だとはすぐに解りましたが、てっきり前話から一年ぐらい経っているという事なのかと思ったら違っていました。次に想像したのはタイムトラベルものかという事でしたがこれもどうやら違うようで、二人の子供が突然登場した説明は次回へと持ち越しになりました。恐らくTerra Primeが何らかの形で二人のDNAを入手して作った試験管ベビーという事なのでしょうか。 Mayweatherの昔の彼女がTerra Primeのスパイというのも、ほとんどの視聴者は想像がついたでしょうが、採掘基地に潜入していたT&Tが捕まったのは彼女からの情報によるものなんでしょうか?普通に考えると、あの二人はかなりの有名人ですから、Terra Primeの少なくとも幹部クラスには面が割れている方が自然な気がします。T'Polなんて耳も隠してませんでしたからね。 あの採掘基地がワープ可能な宇宙船と化したのはちょっとびっくりしましたが、火星に陣取ったPaxtonの脅迫は極めてありがちな大時代な展開で、よく言えばドラマの王道とはいえちょっと笑ってしまいました。何と言うか、キャプテンフューチャーシリーズの悪漢を実写で観ているようなな感じです。いくら金持ちとは言え、あのような戦艦クラスの施設がしかも地球の目と鼻の先で密かに作られていたというのは相当無理に感じてしまい、どうも真実味を感じないです。 Paxtonが信奉していたGreen大佐は、TOS第三シーズンの"The Savage Curtain"に登場した「悪の代表」の一人ですが、第三次大戦後の放射能汚染による突然変異種の絶滅を図ったという設定は初登場です。この設定は、「幻のSF作家アドルフ・ヒトラー最後の傑作、1954年度ヒューゴー賞受賞作『鉤十字の帝王』」(実際には、 ノーマン スピンラッドの「鉄の夢」)の主人公を連想させます。そういえば、仲間たちとT&Tを前にしてのPaxtonの「Noと言える・・・」という演説は、どこかのキワモノ知事がそっくりな事を言ってましたね。前話でも感じたのですが、シリーズ打ち切りが決まってからは、脚本はコアなSTファンへのサービスとばかりに、TOSその他とのクロスオーバーネタに凝っているようです。それが悪いとは言わないですが、本筋に無理が出るようでは本末転倒です。 もう一つ気になるのは、シリーズ最終盤まで来ても未だ船長が部下への敬意を欠いているように見える点です。「利用できるものは何でも使う」とばかりに、せっかく切れていたReed-Section31のラインをArcherが復活させたのは、少なくともあの時点ではあの赤ん坊の謎は差し迫った危機とはいえなかっただけに、Reedの決意を踏みにじる命令に見えましたし、自分の彼女がスパイだったと知って呆然としているMayweatherへの「残念だよ」という言い方が、実に冷たく聞こえました。もっともこちらは吹き替えの問題かもしれません。 関連記事をリンクします。 モリーさんの記事 josetangelさんの記事 HANさんの記事 艦長さんの記事 |
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