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StarTrek Enterprise第四シーズンの第十八、十九話です。 TOSの一話" Mirror, Mirror"に始まり、DS9でシーズン恒例のシリーズものとなった鏡像世界話のENT版となるこの連話は、これまでとは異なりオープニング映像まで変えた凝った作りになっています。他のシリーズの色々な話や異星人と絡めて、話として面白いのは確かなのですが、ENT全体の中でのこの回の位置づけを考えると、なぜ今頃になってこんな話を、と首を傾げてしまう内容でした。つまり本来なら最終回へ向けて、「惑星連邦創設」というENTなりの決着へと導くための本筋の展開を描くべきこの時期に、なぜ本来の世界と最後まで無関係であるこの展開にわざわざ二回も使ったのだろう、という疑問を感じたのです。あのArcherの幻も、別に現実世界の彼ではないようですし、とにかく最後まで現実世界と接点なしというのは予想外というか期待はずれでした。 鏡像世界話では、「本来の世界の登場人物とその鏡像との性格の違いや類似点」が楽しむポイントなのですが、それが十分楽しめるにはそれまでの話で登場人物の性格がしっかりと確立している事が必要です。しかしENTの場合、最後まで登場人物の性格はふらふら揺れたままなので、鏡像世界との対比があいまいだったのが今回の弱点でした。他の方も指摘しているように鏡像Archerは(特に第三シーズンの)本人とあまり変らないようにも見えますし、Hoshi SatoやTravis Mayweatherなどは本来の世界での影が薄かったため、正反対の性格なのかそれとも元々の性格が極端化しているのかはっきりと判らなかったです。権力者を誑し込んで操る悪女としての鏡像Hoshiは"Mirror, Mirror"のMarlena Moreauのオマージュな訳ですが、彼女なりに誠実だったMarlenに対してこちらのHoshiはもっと権力志向が強かったですね。鏡像T'Polはいささか過激ながらもそれなりに誠実な性格でしたが、お相手のTuckerは第一シーズンでの彼のようにいささか情けない巻き込まれて酷い目に遭うタイプでした。個人的には、悪なりに「船長の最後の義務」を果たしたForest「船長」と"Mirror, Mirror"でのSpockばりの容貌のSovalが結構気に入ったのですが。Sovalと一緒にブリッジに居たAndoria人は、別に鏡像Shranという訳ではないんでしょうね。 TOSとDS9での鏡像ものの前史として考えたとき、この話の展開は「矛盾」とまではいかないですが、やや無理があるように感じます。多分冒頭でのFirst Contactシーンよりずっと以前に、現実世界と鏡像世界は分かれているのでしょうが、体力・技術共に勝るVulcanを地球があっさり征服できるのかとか、恐らく母星を征服され隷属種族と化している異星人たちの反乱軍が、本当の世界と同じ見かけの独自の宇宙船を持っている謎など、この話での鏡像宇宙の歴史の謎だけでなく、この後無理なく"Mirror, Mirror"やDS9の鏡像物の歴史へと繋がるだろうか、という疑問も感じます。恐らく「Sato皇帝」あるいはその後継者がDefiantを使って反乱軍を一掃して地球帝国が再び覇権を握ったのでしょうが、そうなると所詮はVulcan人の鏡像Spockが権力を掌握できるものか疑問です。ただ、その結果今回のT'Polの「人類は100年後に、その尊大さのツケを払うことになる」という予言が実現するのは中々皮肉が利いています。 関連記事をリンクします。 モリーさんの記事1 モリーさんの記事2 艦長さんの記事 HANさんの記事1 HANさんの記事2 josetangelさんの記事1 josetangelさんの記事2 |
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パート2撮影中にシリーズ打ち切りの発表が届き、その以前からネタに行き詰まり感があったみたいです。「惑星連邦創設」まで描くのは難しいと考えてファンサービス路線に変更になったのかと思ったりします。 |
モリー 2006/09/19 23:50 |
モリーさん、 |
X^2 2006/09/20 20:30 |
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